留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:フランス・リール
学校名:リール大学
専攻名:人文学部・研究科 文学研究科
留学期間:2023年8月~2025年9月
留学形態:修士課程への進学
奨学金名:利用なし

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
留学した理由は大きく二つある。まず一つ目に、学部生のときに半年間交換留学し、いつかまたフランスに長期滞在したいという思いがあった。二つ目に、社会人として働くなかで翻訳、特に文芸翻訳に強く興味を持ち、自分のキャリアの中でこの分野に関わりたいと思った。そのためにはフランスの文学部での学びが必要だと考えた。長年一つ目の夢をずっと持っていたが、さらに二つ目の具体的な目標ができたことで留学に踏み切った。

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
出願時はパリの大学を第一志望にしていた。だが留学先の町や大学というよりは授業や教員、シラバスを見て進学先を決めるようにしていた。リール大学は職員の対応もよく、興味のある授業の数も多かったので志望度が高かった。最終的にはもともと学部生時代に交換留学生としてすでにパリに滞在した経験があったので、違う街に行ってみたいというのもありリール大学を選択した。

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか。 
長年フランスに行きたい、というのは折に触れて口にしていたので、驚かれはしなかった。だがフランスという日本から遠い国に住む心配や、大学院修了後のキャリアなどに関しては家族はかなり不安に思っていたと思う。

Q. 留学にあたってどのような準備を行いましたか。参考にした情報媒体があれば教えてください。
Campus Franceという、フランス留学に関するポータルサイトなど

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備すべきだったことなどはありますか。
準備しておいてよかったことは、事前に現地に留学していた経験のある友人や、現地在住の知人を作っておいたこと。住居探しの際、避けたほうがいいエリアを教えてもらったり、おすすめの病院を聞くことができた。

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。
基本的に、学生登録の手続きは学期が始まる直前に、現地で行った。ビザ申請はフランス大使館で行う必要があり、地方から上京して行ったため書類の不備がないよう細心の注意を払って準備した。気を付けたほうがいいこととしては、ビザ申請前に飛行機と住まいは確保したほうがよい。特に飛行機は早く取れば取るほど安く、ビザ申請の予約は大学の合否が出てからではないと無理なのと、夏はビザ申請の予約枠がすぐ埋まるため。
Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
大学HPに掲載されている物件探しのサイトや不動産屋情報を参考にした。個人で学生向けアパートを見つけ、不動産屋と直接契約した。日本にいたときに部屋を抑えていたので、入居する前月から家賃を支払っていた。

Q. 語学学習はどのように行っていましたか。
大学の募集要項にフランス語C1レベル以上と記載があったので、最低C1を取得するためにDALFという語学試験を受験した。もともとB2レベルだったので、基本的にDALFの対策しかしていない。日本にいた頃はSpeakingとWritingを勉強するのが難しく、これらは留学前にあまり伸ばすことができなかった。

Q. 留学(あっせん)サービスなどは利用しましたか。
利用していない。

Q. 留学にはどのくらい費用がかかりましたか。留学の資金調達はどのように行いましたか。
社会人経験を経ての留学だったので、資金はそれまでの貯金ですべて賄った。留学費用のざっくりした内訳としては、
①留学準備(飛行機、引っ越し、ビザ申請等):約40万
②学費:約10万(2年間)
③生活費:約400万~450万(2年間)
留学中もバイトやインターンの給与をいただいていたので、多少の収入はあったのと、定期的に旅行や外食もしていたので削ろうと思えばもっと安くできたと思う。

Q. 留学中の学校生活はどうでしたか。
日本の学校との違いや、海外の学校だからこそ苦労すること、学校生活での楽しみなどを教えてください。
日本で修士を経験していないので、単純に比較することは難しいが、おそらく日本の文学部で修士を取るよりも、フランスで取るほうが大変なのではないかと思う。大学にもよるが、フランスではM1とM2それぞれで修論を提出する必要があり、そのプレッシャーがかなりあった。楽しかったのは、フランス関係の友人が増えたり、もともと友人だった人たちとの仲が深まったこと。また今まで出会ったことのない国の友人ができ、視野が広がった。
Q. 学校外の生活はどうでしたか。寮などでの生活や休日の過ごし方、町の治安などについても教えてください。
M2になると授業があるのが週に3日くらいになるので、私は大学に用がないときは基本家にいるか、旅行するか、近所を散歩するなどしていた。大学提携(?)の旅行会社があり、安くフランス近隣国に日帰りできるツアーを提供していたので、たまにそういったツアーに参加したりもしていた。サークルはM1の時に日仏交流サークルに登録はしたが、交換留学生が中心だったこと、活動が月に一度しかなかったのでほとんど参加しなかった。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
一番大変だったのは学業面においてで、特に1年目は文学部の授業についていくフランス語能力が不足しており苦労した。わからないことはとにかく授業後に先生に質問し、少しでも理解できないことを減らすよう努力していた。

Q.  アルバイトやインターンなどの活動はしていましたか。
インターンはカリキュラムで必須だったため、M2の後期に2つ行った。フランスでインターンする場合、インターン先と大学で協定を結ぶ必要があるが、1度しかできないため、2つ目のインターンは単位に関係なく個人で行った。また、アルバイトは友人の紹介でアジア食材店で週に1回働いていた。

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか。留学前と比べて成長した面はありますか。
留学を経験してみて、社会人からアカデミックな場に戻ったことで、人生を長期的に見たときの可能性が広がったように思う。特に、異国で生活することで、日常の小さなトラブルや、現地の人との関わりなどを通して異文化への適応力が広がった。この適応力は、日本においても応用できる力だと思う。

Q. 留学後の進路について教えてください。
現在は学部生時代に通っていた国立大学で、「アソシエイトフェロー」というポストについている。主に大学内のセンターの運営業務を行う傍ら、学会にも所属し個人で研究も続けている。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
特に社会人になってから留学する場合、準備の苦労やキャリアに関することなど悩みは多いと思う。とにかく留学しないと後悔する!という強い思いがあるのなら、人生のどこかで留学に踏み切るのが後悔がない生き方になると思う。ただ、迷いがあるのなら、自然に自分の中で機が熟すのを待ってからでもよいと思います。

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