留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

ポーランドは欧州のほぼ中央に位置しています。総面積は31.39万平方キロメートルで、人口は約3,768万(2023年8月、ポーランド中央統計局)です。首都はワルシャワ(人口約179万)です。ポーランドは7か国と国境を接しています。西にはドイツがあり、南にチェコとスロバキア、東にウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、そして北にはロシアがあります。

ポーランドは、欧州高等教育圏の他の29か国とともに、「ボローニャ宣言(ボローニャプロセス)」に署名しており、欧州単位互換制度(ECTS)を採用しています。また、各校の活動およびソクラテスやエラスムスなどのEUのプログラムに基づいた交換留学制度も実施しています。
このボローニャプロセスは、ポーランドのすべての大学で実施されており、幅広い分野を学ぶことができます。

1学年度は秋学期(10月から2月半ばまで)と春学期(2月半ばから6月まで)の2学期に分かれています。各学期の最後には試験期間があります。学習は講義、授業、セミナー、実験室での授業、グループディスカッションといった形で行われます。
学生が学期を修了するには、すべての試験に合格しなければいけません。最も一般的な評価尺度は、優(5) ・良(4)・ 可(3)・ 不可(2)です。

※ECTS(European Credit Transfer System:ヨーロッパ単位互換制度):
EU諸国の大学では、共通の単位制度ECTSを採用しており、1ECTSは、講義、ゼミ、個人授業(tutorial)、ラボ実習、自習などおよそ28時間の学習から成り、60ECTSが1年間フルタイムの学習を基本的に意味します。

入学条件は大学ごとに異なりますので、希望する大学のウェブサイトで確認してください。通常、願書を高等学校(またはカレッジもしくは大学)の成績証明書、および英語(またはポーランド語)の能力を証明するもの(TOEFLの結果など)と一緒に提出する必要があります。
大学の中には、推薦状、小論文、その他の文書を求めるところもありますので、ウェブサイトで確認してください。また、美術学校と体育学科などいくつかの学科では、適正試験が追加実施されます。

ポーランドの高等教育制度は学士(Licencjat, Inżynier)、修士(Magister)、博士(Doktor)の3段階に分類されています。この制度はほとんどの教育分野に当てはまりますが、法学、薬学、心理学、獣医学、医学および歯学では2段階制度(修士および博士)が採用されています。
  • 学士(BA、Licencjat)
    職業/技術カレッジで3年~ 3年半の課程を修了すると授与されます。
  • 学士(BSc、Inzynier)
    工学、農学、経済分野のカレッジで3年~ 3年半の課程を修了すると授与されます。
  • 修士(MA、MSc、Magister)
    学士号取得後、1年半~2年の課程を修了すると授与されます。また、一部の専攻(医学・歯学・薬学・獣医学・法学など)は4年半~6年間の長期一貫課程を修了すると修士号が授与されます。
  • 博士(PhD、Doktor)
    博士試験に合格し、博士論文の審査に通った者に授与される学位です。博士号の取得は、修士号または同等の学位を有することが条件となります。

各専門分野の授業料は年間2,000~6,000ユーロ程です。
ただし、MBA(経営学修士)など一部のコースについてはこれを上回る場合もあります。(年間約8,000~12,000ユーロ)

フルタイムでポーランド語を学ぶ場合は、国立の高等教育機関では、年間2,000~3,000ユーロ程です。

各大学・コースによって授業料は異なりますので、詳細な授業料については各大学のウェブサイトを参照してください。

例(すべて年間)
・ウッチ大学:法学・行政(学士課程)...2,800ユーロ
・ワルシャワ大学:経済学(学士課程)...3,550ユーロ
・ウッチ大学:経営学(修士課程)...2,500ユーロ
・ワルシャワ大学:データサイエンス(修士課程)...3,900ユーロ

ポーランドの高等教育機関の教育水準は、ポーランド国家認証委員会が監視と統制を行っています。同委員会は他国の認証機関とも協力しています。詳しくは以下のウェブサイトをご覧ください。

毎年、日本人学生を対象にポーランド政府奨学金が給付されます。奨学金の出願資格と条件については、以下のウェブサイトをご覧ください。

(一部転載: Study in Europe 欧州留学ガイド 2019.5 )

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。